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2005年12月02日

入院3日目。

今朝もすぐに会いに行く。
病院に行く途中の道が結構いい景色なことにはじめて気がついた。

「今日はねえ、」先生が少しもったいぶって、ちょっと興奮気味に
「食ったんだ、カリカリ。昨日の晩に少し置いといたらさあ、朝無くなってた」

ええええーーーーいきなりもう、カリカリですか!すごいすごい。えらいよ監督。

すぐにそばに寄って、ちび監督に触れた。がんばったね。
いつものように、力強く私に頭突きをしてきた。甘えている。
あごやほっぺたを掻いてやると、ずんずん突進してくる。
ケージからはみだす勢い。もう、大丈夫だ。

右の前足はぱんぱんだけど、昨日よりはひいていた。

「食えて、吐かなければ、もう俺、針刺したくないから」血液検査も必要ないようだ。

「で、こいつはさあ、人が見てると食わねえんだな」
先生が処方食にカルカンをちょっと混ぜて、ちび監督の前に置く。
ポリンポリン。どっちかといえばカルカンのほうをメインに食べているけど、
カルカンの水分を吸ったカリカリがくっつくのでカリカリも口に入っていく。
すごい勢いでいつもアトリエで食べる、2回分の量を食べた。
食欲、でた〜。

普段は人が見ていないと食べないんですというと「じゃ、今これもやっとこう」
と、昨日の流動食も作ってくださりお皿に入れた。「これは高栄養だからね」
監督、飲む飲む。ぐいぐいいきます。自力で食事ができるようになりました。

しばらく撫でさせてもらって、買い物に。ちび監督とくつろぐためのホットカーペットの
上に置く、クッションの中身と、缶詰1つ、ちび監督用のミネラル分が少なくて
一番硬度の低い天然水を1ケース購入。

アトリエでおととい集めた落ち葉でいい感じの箱を作る。
ちび監督が中にもぐったりがさがさやるところをしばらく想像して、ちょっと楽しみ。
最初の計画の、落ち葉プール、というほどは大きくできなかったけれど・・・。

今日はもう嬉しくて、人間はどんどん働いてしまった。

写真は病院に貼ってあった腎不全に注意を呼びかけるポスター。
ちび監督は慢性ではなく、急性腎不全のほうだと思いますがどちらにしてもこわいです。

病院の、腎不全注意!ポスターその1

病院の、腎不全注意!ポスターその2

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入院2日目。

朝、先生から電話。おしっこがでたらしい。朝食もとらずに急いでちび監督に会いに行く。
先生「おしっこが出ないからよう、導尿したんだ」
「それでもちょっとしかでなくてよ、色もすんげー濃くてまあ、状態は悪いわな」

「で、しばらくしたらじゃあじゃあでたんだよな」「もう、びっしょびしょ。」
先生が笑っている。

やったーーーー。おしっこが出た。私、泣きながら笑う。

「そいでよう、今日は食ったんだよ」
えーーーー!!
「まあ、流動食だけどもな」

監督のケージに近づくと、輸液の針を刺した右の前足が、ぱんぱんになって歩けない様子。
ふつうにしている状態で、手がじゃんけんのパーになってしまっている状態。
病気と闘っていた。

先生が流しで流動食を作り、説明をしてくれる。昨日散々ネットで調べて、
もう購入してしまった商品だったけれど。

「これをこうして無理にでも飲ます。吐いちゃしようがねえけど、大丈夫みてえだ。」
と、シリンジを使って飲ませるところを見せてくれた。
30ccの流動食を10ccずつ飲ませている。

ちび監督はだまって飲んで、口の周りをなめていた。吐かない。
よくやった、監督!!

食事が終わって、5分くらいの間、ちび監督をなでさせてもらった。
あごや喉に流動食が垂れてしまったところなど、かいてやると頭を上げて気持ちよさそうな顔。

血液検査もしたということで、説明を受けた。
数値は依然かなり悪いけれど、入院の日に比べて軒並み激減している。先生も少し驚いていた。

2回目の血液検査の結果

Cre  4.6 mg/dl
Glu   77 mg/dl
T-cho 167 mg/dl 
BUN 93 mg/dl
T-Bil 0.4 mg/dl
GOT  77  IU/L
GPT  51  IU/L

安心した。ちび監督は、またアトリエに戻ってこれる。
「あなたがいないと仕事にならないのですよ」と言うと目がキラーンと光って見えた。

このままの感じだと、土曜日に退院できるかも、と先生におっしゃっていただいたので、
退院直後に部屋で人間がばたばたしないで静かにすごしてもらおうと、とりあえず
しばらく掃除もしていなかったのでぐるりと掃除をして、この一件以来放置されていた
洗濯物の山を片付けたり、買い物に行って料理の作りだめを開始。手作りレトルトを作るのだ。
退院予定日まで、あと、3日。

肉や野菜を煮込んだりしている間、ブログを開設。

あれもやろう、これもやっとこう、と落ち着かないでいたら、昨日考えていた、
ちび監督にとって快適な環境についてアトリエの作業員、ひらめいた。
テレビも雑誌もない部屋だけど、一部分にカーペットをしいて人間も夜になったら
ごろごろしたりすれば?とのこと。

ちび監督がいなければ、何もできないアトリエなのだ。彼女が病気になって、
何にも手につかなかった。だから、仕事はもっとのんびりやろう、と決まった。

お友達がずいぶん前に「いらなくて汚い目なホットカーペットあるんだけど、いらない?」
と言っていたのを思い出し、まだあるかどうか確認。

お金が全然ないし。入院費も相当な額が予想される。汚いなら、
ちび監督が存分に爪とぎもできて無料。

「捨てるのめんどくさくて、まだあるよ」うんうん。カーペットは切り刻まないと
ゴミに出せないのですよね。すぐにもらってきてクリーニング。
確かに汚い目でしたが、ホットカーペット。敷いてみた。

見た目は悪いしデザインもへこむようなものだし、埃っぽくなるかもだけど、
ちびこ、喜びそうだなあ。冬の間はつけっぱなしにして、一緒にごろごろできるなあ。
ちび監督がよく寝ていた座布団をぽんぽんたたきながら思った。

夜3時ごろまでなんだかんだやっていたけれど、
元気がでてきた。
明日ちび監督の顔を見るのが楽しみ。

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2005年12月01日

入院から一晩明けて1日目

昨晩はどうせ眠れないので猫の腎不全についてのサイトを一晩中、徘徊しながら、
自分が何かできないか考えていた。

食事はどんなものをあげたらいいのか、お水はどうか、人間は他に何をすればいいのか、
いままでの生活にどんな問題があったか等等。
通販で流動食と獣医さんの使う缶詰を購入して、3時間くらい眠った。

朝一で監督に会いに行く。
場合によってはお星様になってしまうかもしれないし人工透析のように週に何日か
病院に連れて行って輸液をしないといけない体になってしまうかもしれない。
全部飼い主の判断ミスで、ほんとうに可哀想なことをした。

病院についてちび監督に会う。
昨日から500ccもの輸液をしたのに、おしっこが出ないとのこと。
ちび監督のケージに寄ると、恨めしそうな顔で睨む。でも観念している様子。
仏頂面でこっちを見るちび監督が見えた。

2mはなれたところで見るだけで、涙が溢れた。
これ以上近くに行ったら、こらえきれなくなってちび監督を不安にさせてしまうかも
と思いそばに寄ることもできなかった。

不安そうな顔が頭から離れない。もし、腎機能が回復しなかったら・・・・

肝臓も悪いようなのだけれど腎臓がよくならないと肝臓のお薬が入れられないのだそうだ。

私やアトリエの人間が、ずっとちゃんと眠っていないしひどい顔だったようで、
お友達がお昼をごちそうしてくれた。

ありがたい。
おいしいお昼をいただいたら、
ちび監督のために何かをすることですこし元気が出る気がしたので、
退院してくるはずの日のために準備を始めることにした。

まずは昨晩からの続きで何をするべきか考える。

完全に回復して、暖かくなるまではひとまず、ちび監督を外に出すのはやめることに。
実際、彼女は自由に外に出ていたから、風邪をもらってしまのだし
トイレもお庭の好きなところでしてしまうので便の確認がきちんとできないのだ。
便の確認ができていれば病気も発見しやすいはず。

でも、いままで自由に外に出ていたので、ストレスを感じるかも・・・と考えて・・・。

ちびこは落ち葉が大好き。だから、ちょうどたくさん落ちてきている、真っ赤なお庭のもみじの
葉っぱをたくさん集めて、子供のプールみたいな、落ち葉プールを作ることにした。
そうと決まったら落ち着いていられず、アトリエの作業員たちでゴミ袋を持って落ち葉かき。

ごみ袋7個分の落ち葉が集まった。
湿っていてはカビるので、空き部屋に板をしいて落ち葉をぶちまけて乾燥させる。
ちび監督がもぐって遊んで帰ってきたときの、葉っぱのいいにおいがして、また涙が出る。


夜。もっとちび監督にとってストレスのない環境を考える。

私は家事・自分の身の回りのための時間以外はほとんど仕事をしている。
思い返してみても、リラックスしてだらだらするそんな時間がない状態が何年も続いている。
休日は年に5日以上あったことは無い。ひたすら仕事ばかり。

ちび監督が過ごすアトリエの中は仕事場であるわけで必死こいて細かい作業に集中している
そんな人たちの中であるわけで、きっちり整理整頓された部屋の中。

ちび監督がリラックスできていなかったのかも・・・
そう思えてきた。

人間の生活スタイルも、なんとかしないと。

集めたもみじ、ゴミ袋7杯。

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そして、入院。

輸液をしている間別の患者さんも入ってきた。三毛の子猫だ。
いろいろされてもじっとしている。おとなしい子。
待合室にも患者さんが来た様子。
病院には先生が一人いるだけなので電話をとったり患者さんが来たり、忙しい。

ちび監督はようやく洗濯袋から開放されて連れてきたダンボールに入れてやった。
まだ少し震えていた。がんばったね、となでながら涙が出てとまらなくなってしまう。

もしかしたら監督は、帰ってこれないかもしれない。
そう思ったら、自分の判断力のなさと知識の無さが悔しくて
ちび監督をくるしめていたんだなあと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

他の患者さんが終わるまで、診察室の片隅で監督をなでながら最悪のことを考えていた。

患者さんが居なくなり静かになった。

「こんだけ肝臓がぼこっちまうとよう、わかんねえよ」
「むずかしいなあ〜」
「結構前にひどいのが来たんだけどもよ、この子の半分の数値だったしなあ」などと言われ
心配ではちきれそうだった。

でも、ぐったりしているわけではないのだ。
ちびこの目は、意志の強い目をしている。

がんばれ。

とにかく最低で3日、もしかしたら10日くらいの入院の見込みとのこと。

診察室の奥は、幅1mくらい、高さ80cmくらいの
ケージが壁一面にいくつも並んだ部屋。
小型犬が何頭か、猫もいるようだ。知らないにおいや慣れない音がするところ。

先生がそこにちびこを入れる。
ケージのある部屋の、扉が閉められた。
扉が閉められるときの、不安そうな、恨めしそうな顔。
なんでこんなことすんのさ!
と言っているような顔。

とりあえず手付金のようなもの20000円を支払い、病院をあとにする。
1時間くらい病院にいたようだったけれど、時間の感覚が全然無い。
涙がとまらない。

扉が閉められるときのちび監督の顔が頭から離れず。

アトリエに戻ってからもずっとそうだった。
アルテの作業員全員が何も手につかず、おなかもすかない。
アトリエの中も外も、何をみてもそこにちび監督を見つけてしまうので、つい涙が出る。
普段泣くことなんて、ないのに。

とりあえず1週間、仕事を休むことにして、アトリエのホームページに掲載だけはしておいた。

彼女がアトリエにいないことがこんなに苦しいなんて。
夜も、眠れなかった。

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血液検査の結果

血液検査の結果

血液検査の数値。

Cre  12.8 mg/dl

Glu  191 mg/dl

T-cho 162 mg/dl
 
BUN  181 mg/dl

T-Bil 0.4 mg/dl

GOT  42  IU/L

GPT  76  IU/L

確かにどれもこれも、見た目とは裏腹にひどい数字だ。

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動物病院にて2

こまかく症状を説明していくうち、吐いた回数の多さから、腎臓機能が良くないに違いない
との先生の判断で、血液検査をする。今度はアルテの作業員Tさんが監督の足の付け根を持ち、
先生が毛を剃る。消毒、採血。

私が支えているちびこの足。注射針で皮膚を少し剥いて、血管を捜す。
細い。なかなか採れない。

血液を機械にかけ、検査の結果が出るまで更にちび監督の症状や様子を説明。

医師の言葉は元気があっても、それだけ吐いたらすぐ連れてくるようにとのことでした。
その通りです。

ごめんね、ちびこ。あなたがいないと私の生活はからっぽです。

血液検査の結果が出る。
同時に200ccの生理食塩水の輸液が終了。
検査レシートをみて、ものすごい勢いで驚く先生。どの数値もすごいことになっていたようだ。
この数値でこんなに元気なんてありえないと言う。
ふつうならぐったりして鳴くこともないとのこと。
ましてや飛んだりはねたりは。

少し数値についての説明を矢継ぎ早にしてもらったけれど
動揺してしまい私は良く聞こえなかった。

ちび監督、先天的に腎臓が弱かったのかも・・・
それで体調が悪いのに慣れていたのかも・・・

そしてその場で入院が決定。

もともと先生が入院のつもりではなかったので、後ろ足の付け根から採血してしまったために
怖くて震える監督の右前足の付け根にもう一度点滴の針を刺す。

泣きながらアシスタントをする。ちび監督をさすりながら・・・
私が動転してしまったのがちび監督に伝わってしまったのかもしれない。怖がっていた。

生理食塩水を通し、ちびこの細くて小さい前足に包帯が巻かれた。

がんばれ。

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動物病院にて1

病院に着いてほっとする。
予め電話をしておいたので、すぐに診ていただけることになった。

「え〜っと、チビタ!入って〜!」って、ひどい・・・
「えっ?ちびこですけれど・・・」と言うと
「あ!チョビかあ!えっとえっと・・・」とカルテをめくっている。
アルテ(私とちび監督の職場)で関係した猫が意外と多くて、
カルテやファイルが少し多いのだ。

「チョビは保護した猫で、三毛なんですがこれはちびこで、・・・」
といいかけたところで「え〜っと、チビちゃんね、はい。」
とおっしゃる。不安だ・・・。

しかしすぐ診ていただけるのだから、チビタでもチョビでももう何でもいいや、と思い直す。

フリースをかけられたままの箱に入ったちび監督と、アルテの作業員二人で
すぐに診察室に入りました。

この先生は診察料は高いし、ぶっきらぼうだけれどじっくり診てくださる先生との評判。
一人だけで病院を開業されています。
しむけんみたいな感じの、まさにそんな話し方の先生です。
ちび監督の避妊手術したのもこの先生でした。

「え〜っとチョビだっけ、」先生一人の病院なので忙しく動きながらまだやっている。
アルテの作業員、少しムッとしながら「チョビは三毛でこいつはちびこです」
「まあ、これも三毛みたいなもんだぁね」
確かにそうだけど。

先生はちび監督の背中の皮膚をつまみ、引っ張って皮膚の戻りをみる。

続いて、口の中を確認。目を開いて、まぶたと眼球の間の隙間を診る。

「ほら、背中がなかなか戻んないじゃん。脱水症状だね。」「口ン中はきれいだね、」
「ホラ、目とまぶたの間に隙間があんでしょ、だいぶ脱水進んでるね」
などとどんどん診ていく。
少し圧倒されてぽかんとしながら頷いてこんな風にみるんだ、と自分の知識の無さに呆然。
改めてごめんね、ちびこ。謝っても謝りきれないかもしれないけれど・・・

「とにかく脱水症状だね、あと風邪っぽいみたい。」とのこと。
ちび監督が抵抗する気満々なので、洗濯袋に入れる。
セーターなんかを洗濯機で洗うときに入れる、アミアミの袋。

「これにいれっとさあ、注射も打てるし何で入れてこないの」
怒られた。

だけどちび監督をこんなのに入れたまま車に乗せたら、どんなに怖がるかと思って
電話では入れてきてと言われたけれど、やめたのだ。
「ちょっとだからガマンね、」ちび監督に話しかける。

アルテの作業員ふたりがかりでちび監督を押さえ、無用に怖がらせないように手で顔を隠し、
頭や背中をなでながらの処置が始まる。緊急と察した先生による皮下輸液。

私が監督の足を支え、先生がバリカンで毛を少し剃る。
私が足を支えたまま消毒、そして抗生剤の注射。

アシスタントを飼い主がするわけだけれど、ずっとそばについてやれるのだから、
少しでも怖くないように、そればかり考えていた。

輸液をしている間にちび監督の症状について、事細かに説明する。

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病院へ。

月曜の朝。
ちび監督の呼ぶ声がして、目が覚めた。
何かして欲しいときの声で、お腹がすいたわけでもないのに私を呼んだ。
特別にかわいい声だった。ちび監督の、ここまでとびきりかわいい声を初めて聞いた。
なにか良くない。胸の中がざわざわして、どうしようもなくなりました。

ただ傍にいて欲しいようだった。なでてやるとうっとりする。
しかし・・・口から泡をふいている。
そして急に喉をごくっとして、走って外に出て行ってしまった。

プライドの高い監督です。吐くのを見られたくないのか、
吐くときは外にでていくようです。人から見えないところへ。
普段吐くときは別に隠れたりしないのに。

あわててついて行くのですが見えないところ、人間の入れないところや見えないところに
入ってしまいます。静かにしていると、ちび監督が吐く声が聞こえた。

もう、様子を見るのは限界だ。はやく病院に行かなくては。

しかし、なかなか屋根から下りてこない・・・
ベランダの柵があるので、屋根に上られると片足の悪い私が猫を抱きながら
屋根の上を歩かなければならないことになり、非常に危険なので病院に連れて行く
準備をしながら屋根から下りてくるのをを待った。

1時間待ってようやく屋内に入ってくれたものの、用意したキャリーに
なかなか入ってくれない。
もう何でもいいや、とダンボールにちび監督の好きな枕を入れて
5分ほど静かにしておいたら自分で入ってくれたので、
その上にフリースのジャンバーをかけて運びました。

スタジオアルテのTさんが車を借りてきてくれ、ちび監督といざ、病院へ。
車の中で大きな声で泣叫ぶ。
そんなに大きな声出したら、消耗するだろうと思い、箱から飛び出してしまったら
パニックになるとも思い、箱にかぶせたフリースを押さえながら
背中や頭をなでて話しかけました。
もちろんその程度でちび監督が納得するわけもなく病院に着くまでの間、必死でした。

病院に着くまでの間、ちび監督の状態が気が気ではなく・・・
猫が泡をふいているところなんて見たこともなくどうしよう・・・と半分泣きながら。
時間が経つのがすごく長く感じました。

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とにかく吐く

次の日の日曜日、昼ごろ起きると床に吐いてあるのを発見。

吐いたものに内容物はなくて、黄色っぽい胃液のみ。

カリカリの器の中身は全然減っていなかったけれど、
朝方吐いたのでお腹の調子が
少し悪いのかな、位にしか思わなかった。

でも朝吐いてあったものが胃液だけだったのは気になった。
でも、以前もこういう吐き方をしたことがあったので
(そのときは自然と治ったのです。
けれどあとから考えればおそろしいことです。
自然に治るなんて?そんなことあるのかな??)
しばらく様子をみること。

監督は・・・。と探すと外で遊びまわっている。体調が悪いの感じはしないけれど、
少し寒くなったし風邪ひいたかな、などとこの時点でまだ気がつかなかった。
この時既にヤバかったのでしょう。

屋内に戻るとまた吐き戻す。やっぱり、液状。

今になって思えばこの時点ではすでに腎不全が進行していてかなり具合が悪かったはず。
自分にその判断ができなかったことが悔やまれて仕方がない。
猫の腎不全がこんなに恐ろしい病気だなんて、知らなかった。
知識がないっておそろしい。
後になってずっと後悔したところで、彼女が死んでしまったら何にもならない。

夕方になると寝つづけ、飲食は一切受け付けないので流動食を作って与えましたが
少しなめただけで吐いてしまう状態。鼻に水をつけてなめさせただけでも、吐いてしまう。

このまま吐き続けたら干からびちゃうよ?!
アルテの作業員は人にきいたりネットを調べまわったりしたけれど、ちび監督の症状が
どんな意味を持っているのか、全くわからずじまい。
人に聞いたり、調べたり、猫の様子を見ているばっかりじゃなくて、
ちび監督にどんなに抵抗されても、すぐに獣医に連れて行くんだった。後悔先に立たず。

しばらくすると何も無かったかのように遊んだり甘えたりしている。
部屋の高いところに設置してある見張り台にも余裕のジャンプ。

胃か、食道になにか異常があるのかと思ったけれど、見た目がこんなに元気だから
明日改善していなかったら病院に連れて行こう、ということになり
心配で徹夜で見ていましたが、ちび監督もすやすや眠ってしまったので人間も朝、少し眠った。

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吐きはじめ

土曜日、普段どおり人間は仕事。
アトリエでひたすら作業をしていました。

アトリエの中も外も、ちび監督はどこにでも自由に行き来ができるので
お庭に出て行ったりもするけれど、天気がいいこんな日はベランダで日向ぼっこする
小さいあざらしになっていることが多い。
小さいあざらしをながめながら仕事をする、いつものアトリエ風景だった。

仕事をしている人の足元に来てごはんが欲しいと言われれば与え、
暇だよ、とちび監督が誘ってくれば時々一緒に遊び、ちび監督の体調も良く見えて、
年中睡眠不足ぎみで風邪っぴきのアトリエ作業員たちは 
ちびこさんは元気だなあ」などと言いつつ、のん気に仕事ばかりしていました。

大はしゃぎでヒモにじゃれついて部屋じゅう走り回ったり、日中は庭で散策したり、
活発な様子でした。お外でひなたぼっこをしたり他の猫のけんかを見に行ったり・・・。
少し風邪気味だったようだけれどよくあること。

夜12時ごろ食事のおねだりをしてきたので、大好きなカルカン・ビーフを
あっためて少しあげる。

夜中の3時頃吐き戻しましたがけろっとしていて、元気な様子。
このときは吐いたものに未消化のカルカンがあり、吐くことがそう珍しくもないので、全然
気にしていませんでした。
人間は朝4時頃まで仕事をして、疲れきって就寝。ちび監督は既によく眠っていました。

これが、吐き始めでした。

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