去年↓の記事
まぐろ危機/今年もはじまりましたに書いてきたことに関連して、です。
「マグロショック」とまではいかなかった(と思う)けど
一時的にスーパーにマグロがすごい少なくなり
値段も高くなったですが、今はぜんぜんそうでもなく。
世話人がよく行くスーパーには、
時々本マグロもミナミマグロも売っていますし
マグロのタイムセールなんかもしている・・・
去年記事に書いたのは主に小型のまぐろについてですが
今回は大型のまぐろ。
↓こんなニュースが。
欧州委員会、大西洋のクロマグロをワシントン条約に含めるモナコ提案をEUが暫定的に支持することを提案 以下、訳を引用
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EU News 239/2009
2009/09/09
IP/09/1294
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
欧州委員会は、大西洋のクロマグロ(本マグロ)資源の現状についてモナコが表明している懸念の多くを共有しており、クロマグロをCITES(ワシントン条約)付属書1の対象に加えることを求める同国の提案について、EUが暫定的に共同提案者となることに合意した。9月21日には、この提案について加盟国の意見が求められる。合意に至れば、2010年3月に開かれるワシントン条約締約国会議で大西洋のクロマグロの国際取り引きの禁止が決議されることになる。ただし、モナコ案の共同提案者となる提案は、準拠する科学的知見が2008年のデータに由来するものであるため、暫定的なものである。EUの方針は、最新の科学的データおよび2009年11月に開かれる大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合の決定なども考慮した上で、2010年3月の締約国会議の前に見直される。
欧州委員会のスタブロス・ディマス環境担当委員は、「この決定は、大西洋のクロマグロの保護に向けた重要な一歩を記すことになる。我々は、利用可能な最善の科学的根拠を基に行動せざるを得ない――そして、科学者の意見では、大西洋のシンボルと言える生物の将来を守るためには、緊急の行動が必要である」と述べた。
また、ボルジ漁業担当委員は、「我々の提案は、クロマグロ資源の現状について欧州委員会が共有している深い懸念を反映している。最新の科学的知見を参照することは非常に重要だ。ICCATの全48締約国・機関に対し、クロマグロ資源回復のための複数年度計画を最新の科学的知見に照らして見直すよう呼びかける。ICCATがその役割を有効に果たし、我々が皆、完全順守を約束できるのであれば、全面的な取り引き禁止を避けることも可能だ」と述べた。
EUとしての最終方針に関する提案を準備する際には、欧州委員会は、検討すべき各選択肢の社会・経済的影響の分析を提示する。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
********引用終わり*********
ワシントン条約にクロマグロが入ることになれば
当然、蓄養マグロについても同じく制限されるようになります。
(蓄養とは、つかまえたまぐろをイケスに入れ太らせること)
→東洋冷蔵株式会社輸入ができなくなるということになるので、
市場に出回る本マグロが相当減るということになり
値段も高くなるでしょう。
鯨みたいになるのかな、本まぐろ。
・・・
これなんかは、廃盤になるかな。
いろいろと政治的な思惑も見え隠れしますが
まぐろ資源が枯渇しつつあるのは事実かと思うし
今までの日本の外交や漁業の仕組みも
良くないのは否めないと思います。
・・・とりあえず、ウチではヒトが本マグロを食べることは
ものすごい少ないので、ヒトにとってはあんまし関係ないかな^o^;
でも監督は本まぐろの赤身スキーなのよねん・・・
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