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2005年12月30日

どんどん下げ、どんどん作る。

処方食になる前までと同じように、できるだけごはんが楽しみになるようにしてあげたい。
人間は、そう思っている。だけど、処方食が今までのご飯に比べてずっと
テンションが下がるものだってことは否めない。元々たくさん食べないし細身の猫さんなので
今まで、とっかえひっかえ違うごはんを食べてもらっていた。
生肉も好きだったし生のお魚も、チーズもちょこっとだけ食べてもらったりしてた。

でも、今はそれができない。腎臓に負担のかかるものはあげることはできない。
もちろんたくさん食べてもらわなくてはならないから、処方食だけでなくお魚やお肉の生えさや
私が人間の食事と一緒に作る猫用のスープを処方食に混ぜることになるけれど、
おいしいにおいが薄いため・食感が良くなかったり・期待のものと違ったり、
今までに比べて格段にごはんのバリエーションも少なかったりで、受け付けないものも多い。
退院してから急にごはんが変わったしまったわけで、彼女にしてみれば
「何で?もっとおいしいのないの?前はいろんなのくれたのに。」
とりあえず不満なのだと思う。

今まではおなかすいたよ〜と可愛くないておねだりしたものだけど
おいしいのくれないんだったら、外に出てって自分で探してくる!とばかりに
ドアの前で大騒ぎをするようになってしまった。私に期待していないのね。
期待を裏切ってばかりですまんのう・・・。

せめて、おなかが空いていそうなときはまず1種類のごはんを作ってみて、
受け付けない様子だったら、すぐ下げることにしている。
処方食は少し高価なので、コストはかかってしまうけどフン!とされたものはすぐ下げる。
もう一度、テイストの違うブレンドでごはんを作り直す。
フン!とされたらまたすぐに下げる。めげずにもう一度、作り直す。
フェイントで、お湯を出してみたり。

処方食の工夫ということとはちょっと違うのかもしれないけれど
多分ね、食べたくない!と思うものが出ているだけで嫌な感じなのだろうと思う。
私だって、嫌いな食べ物がずっとテーブルにあって、そのにおいが漂っていたら食欲も失せる。

彼女が納得のいくものが出来上がるまでに時間がかかってしまい、それも不満かも
知れないけれど・・・。日に5回・6回こんなことをやっている。
今のところ、何度か目には、食べてくれる。
食べなかったものを取っておいても、そのにおいが「嫌!」に結びついてしまうと
もう食べなくなってしまうようなので、全部捨てる。
ちびメモの解読によって次はこんなブレンドのごはんにしてみよ。と考えて
作るのだけど、彼女の期待に添えないこともとっても多い。
そんなこんなで、たくさん食べる猫さんではないけれど、ごはんは沢山必要で
結局、食べてくれる量の3倍くらいのごはんを捨てているのでした。アーメン。


ちび監督のホームページでも処方食の工夫を見られます。

関連記事 ちびこの全てが凝縮!ちびメモ。

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ラベル:ごはんの工夫
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