お金も時間の余裕もほとんどないけれど・・・と考えていた矢先、
ちび監督の母猫、ぐれちゃんの飼い主さんが運んできたトラさん。
ガリガリに痩せて脱水し、ぼろぼろなトラさん。
あんまりタイミングがぴったりだったので偶然にしては少しできすぎなような気がしています。
トラさんの姿があんまり悲しいので、他のことがあんまりできなくなってます。
ちび監督のお世話は楽しくできるのだけど。
トラさんを保護した、ぐれちゃんの飼い主さんは、長年捨てられた動物を育てている方です。
現在はトラさん以外の頭数は2匹ですが、過去にはたくさんの猫さんと
楽しく暮らしてきたのだそうです。
ぐれちゃんは自分でふらっと迷い込んできた野良さんでしたが、他に、
飼い主が持て余して「安楽死させて欲しい」と病院に持ち込まれた猫さんを、
かわいそうだと引き取った人が更に持て余し、その様子を見て、その子を引き取って
一緒に暮らしています。
ペットショップで買われた、血統書つきの猫なんだそうです。
この猫種はこんなはずではないのにと、間違ったしつけをされていじめられたために
性格が悪い子になってしまいました。
「長い時間がかかりそうだけれど、少しずつ良くなってるし、すごくいい子になるよ」
ぐれちゃんの飼い主さんはそう言って、大事にしています。
ペットショップで売っている犬や猫を買うのは、そろそろやめにしたらどうかと、思います。
コマーシャルやドラマ、コミックに出ていた猫種や犬種はもてはやされて流行しますが、
猫種や犬種にこだわって飼うのはなにかおかしいと感じます。
愛すべき存在の動物は、種類に関係なく信頼関係が作れるし、
「この猫種はこういう性格」と本に書いてあったとしても、個体によって性格は違います。
雑種だって、拾った子だって、信頼関係ができたらそれぞれの個性を発揮して、
人間とステキな時間が過ごせます。
今日も殺される動物がたくさんいるというのに、どこかでおなかを空かせて鳴いている子が
たくさんいるというのに、人間のせいで苦しい思いをしている子がたくさんいるというのに、
ペットショップで動物を買うのはやめにしませんか。
犬や猫を飼いたいなあと思い、飼育に適した環境にあったら、迷わず
お近くの保健所をのぞいてみてください。
2・3日後に、もしくは今日、処分されてしまう子に出会うでしょう。
また、近くで里親募集をしているボランティアさんや、
捨てられた動物を保護している方がいないかどうか、探してみてください。
きっとたくさんの愛されるべき子が見つかることでしょう。
そして友人として一緒に暮らすうち、無くてはならない友人・家族となることでしょう。
大事な友人・家族なのだから種類やイメージ、
見栄やおしゃれで動物を選ばない人間が増えることを願っています。
それ以上に、動物にかかわる法律やシステムが変わるといいのだけど・・・。
そこにたどり着くには、人間の動物に対する意識や認識が変わらなくちゃ、です。
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ラベル:お願い
ペットショップで売られている動物たちのことを考えると胸が痛みます。
もし、売れ残ったら、新しい飼い主がろくでもない人間だったら、そもそも命を売り買いするなんて・・・など。
遅ればせながら、トラックバックありがとうございました。
そうですね、考えるべきことはたくさんあって、少しずつでもみんながそういう気持ちになったら
全体が変わるのでしょうが・・・。人間の考え方次第で幸せな動物が増えて、
人間も幸せになれるんじゃないかなあ、と思います。
そうやって幸せ気分が増えていって、すてきな社会が大きくなるといいなあ。